異なる位相の電気溶接機及びプロセス
专利摘要:
交差し電気的に接触する溶接要素を使用した電気溶接プロセス及びデバイスを開示する。交差する溶接要素は、加熱される溶接要素の周りで短絡が起きず、交差する溶接要素間で電気絶縁を必要としないように、互いに異なる位相で電力供給される。電流方向付け器を使用して、交差する溶接要素を通して電流を交互に導くことができる。このプロセス及びデバイスを使用して、熱可塑性バインダー及びフォルダーを含む、様々なワークピースを溶接することができる。 公开号:JP2011516311A 申请号:JP2011503162 申请日:2009-04-02 公开日:2011-05-26 发明作者:ヤオ,ケルビン・クーン・ワン;ヤップ,ゼ−イー・ライアン;ヤップ,フーン・イェング;リ,チ・サン 申请人:エセルテ・コーポレーション; IPC主号:B29C65-30
专利说明:
[0001] 本願発明は一般に溶接機に関し、より詳細には、あらかじめ定められたパターンに沿って溶接するように構成された溶接機に関する。] 背景技術 [0002] 電気溶接機では、電極又は加熱要素(例えば、電気的に加熱された抵抗線又はコイル)等の溶接要素を使用して、接続されるワークピースへと熱を伝達する。例えば、ポリプロピレン(PP)の溶接に一般的に使用されるパルス加熱溶接は、加熱要素が非常に高温の熱を短時間伝達するように、電気エネルギーのパルス又はバーストをニッケル−クロム抵抗線等の加熱要素を通して送ることによって溶接する。] [0003] あらかじめ定められたパターンに沿って溶接するために、加熱要素は、対応するパターンで配置される。しかし、加熱要素が交差する又は重なるパターンで配置されているとき、交差する加熱要素の電気接点は、加熱要素を短絡させ、この短絡により溶接デバイスの少なくともある部分で溶接を停止させることがあるか、又は、多くの場合ワークピースの点火位置で、電流レベルの増加を生じさせ、この増加により発火又は他の危険な状況を招き機器を損傷することがある。] [0004] 短絡を防ぐために、交差する加熱要素が互いに電気的に絶縁される。例えば、米国特許第5,451,286は、電気絶縁層及び熱伝導層、及び3M社製のTEFLON(登録商標)テープ等のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、又はDuPont社製のKAPTON(登録商標)等のポリイミドの細片を使用して、交差するパルス加熱線を絶縁することを開示している。しかし、交差部の高さを増加させないよう十分に薄く、パルス加熱溶接製造周期の高周波数及び高圧力に耐えるよう十分に強い絶縁を設けることは困難である。絶縁を使用する他の不利な点には、交差する加熱要素間の絶縁材料の厚さ又は絶縁材料の薄小化によって溶接が不均一になり、機器ツールが複雑で高価であり、温度制御が複雑であり、絶縁材料の供給源が限られており、絶縁材料及び機器設置費用のために製造費用が増加することを含む。更に、絶縁材料が破損又は摩耗すると短絡が発生し得る。] [0005] あるいは、別個の供給回路によって電流を各加熱要素へと供給して、個々の交差する加熱要素を複数のステップで別個に点火することができる。しかし、このプロセスでは溶接時間が長くなる。] 発明が解決しようとする課題 [0006] 従って、短絡を防ぎながら、簡略化された溶接機設計及び動作を提供する、改善された溶接プロセスが必要とされている。] 課題を解決するための手段 [0007] 一実施形態では、本願発明は、2つのワークピースを電気的に溶接するための方法に関する。この方法は、ワークピースを加熱し溶接するために、第1及び第2の溶接要素(例えば、金属線又はコイル等の加熱要素)をそれぞれ、ワークピースの第1及び第2の部分に関連付けて配置するステップと、共通の電源から第1及び第2の溶接要素に異なる位相で電力供給するステップとを含む。第1及び第2の溶接要素が実質的に同時にワークピースを溶接するように、第1及び第2の溶接要素のそれぞれを通して電流を交互に導くことによって、溶接要素に異なる位相で電力供給することができる。] [0008] 第1の溶接要素の端部間及び第2の溶接要素の端部間に交互に電位差を加えること、及び、ある波形を有する電源電流を供給し、第1及び第2の溶接要素を通して波形の第1及び第2の部分をそれぞれ周期的に導くことの一方又は双方によって、第1及び第2の溶接要素を通して電流を交互に導くことができる。例えば、交流電流を電源電流として供給することができ、第1及び第2の溶接要素を通して波形の正及び負の部分をそれぞれ導くことができる。ダイオード等の電流方向付け器を使用して、溶接要素を通して波形の部分を交互に導くことができる。] [0009] 他の実施形態では、溶接要素を通って導かれる波形の力率が、電源と電流方向付け器との間に接続された力率制御装置によって制御される。力率制御装置は、波形の部分の一部分を伝導するように構成された、三極管又は逆並列構成に結合された2つのシリコン制御整流器等の位相制御装置を含むことができる。] [0010] 本願発明の方法を使用して、ポリプロピレン等の熱可塑性を含む任意の適切な材料で形成されたワークピースを溶接することができる。一実施形態では、この方法は、フォルダー又はバインダーカバーを作製するための熱可塑性シートを溶接するために使用される。] [0011] 本願発明はまた、第1及び第2の溶接要素と、溶接要素に接続された電源と、第1及び第2の溶接要素に電源から異なる位相で電流を伝導するように構成された電気回路とを含む電気溶接機に関する。] [0012] 本願発明は、好ましい実施形態を図示する添付の図面を参照すると、よりよく理解される。] 図面の簡単な説明 [0013] 本願発明の一実施形態に従って作製されたパルス加熱溶接機の斜視図である。 その溶接部材の斜視図である。 本願発明の一実施形態に従って配置された溶接回路の概略的な図である。 本願発明の別の実施形態の溶接回路の概略的な回路図である。 一実施形態に従う溶接回路で生成された波形の図である。 一実施形態に従う溶接回路で生成された波形の図である。 一実施形態に従う溶接回路で生成された波形の図である。 一実施形態に従う溶接回路で生成された波形の図である。 本願発明の他の実施形態の溶接回路の概略的な回路図である。 本願発明の他の実施形態の溶接回路の概略的な回路図である。 本願発明の一実施形態に従って作製されたリングバインダーのカバーの斜視図である。 一実施形態に従って作製された3リングバインダーの斜視図である。] 実施例 [0014] 図1の実施形態は、好ましくはプラスチック材料を溶接するための電気パルス加熱溶接機10である。溶接機10は例示的であり、他の適切なパルス加熱溶接機、他のタイプの溶接機、又は溶接機構成要素を使用することもできる。] 図1 [0015] 溶接機10は、支持体22上に支持されたプラットフォーム20を含む。バインダーを作製するために、プラットフォーム20は、好ましくは実質的に平面であり、熱を加えてワークピースを溶接するように構成された溶接部材30を受けるように構成されている。溶接機10はまた、溶接機10に可動に設置され、溶接動作中、溶接部材30に動作可能に係合し、十分な圧力を加えるように構成された圧力部材40も含む。好ましい実施形態では、溶接部材30及び圧力部材40は、あらかじめ定められたパターンを協働的に溶接するように構成されたモールドである。好ましくは、溶接部材30及び圧力部材40は、あらかじめ定められたパターンを協働的に溶接するように構成された上側及び下側モールドである。] [0016] 1つ又は複数の溶接部材30を、プラットフォーム20上に設置することができる。溶接部材30は、プラットフォーム20上に好ましくは可動に設置される。例えば、複数の溶接部材30がプラットフォーム20上に設置されるとき、溶接部材30は、圧力部材40の下で交互に摺動するように構成することができる。図1に示す実施形態では、溶接ステーション20の両片側に2つの溶接部材30が設置されている。動作時には、溶接部材30は圧力部材40の下に交互に載せられ、横方向に摺動し、次いでそこから摺動して戻され、降ろされ、溶接されるワークピースとともに再び装填される。] 図1 [0017] 図8に示すように、リングバインダー300のカバーを作製するために、溶接部材30は、2つのプラスチック材料のシート301、303、例えばポリプロピレン等の熱可塑性材料とともに載せられている。厚紙又は他のストック材料等の補強部310が、シート301、303の間に置かれ、シート301、303はバインダーパネル302、304、306を定めるように補強部310の周りに溶接されている。補強部310は、構造及び剛性のために使用される。補強部310は、好ましくは、溶接によって定められる領域、即ちパネル302、304、306と実質的に同じサイズである。次いで、載せられた溶接部材30は、圧力部材40の下で摺動し、圧力部材40は、組み立てられたワークピースに十分な圧力を加えるように下向きに移動する。以下に述べるように、シート301、303は、圧力を受けてパターン312、314に沿って加熱され、溶解され、次いで溶接されたシート301、303は、再凝固するように冷却される。シート301、303は、受動的に、即ち加熱を中止することによって、あるいは、例えば空気、水、冷却剤、又は加熱温度より低い温度を有する他の適切な媒体等の冷媒を使用して、冷却することができる。次いで、圧力部材40を溶接部材30から遠ざかるように上向きに移動することによって、圧力が解除される。] 図8 [0018] この実施形態の溶接部材30は、例えば、熱硬化性プラスチック、金属、及びセラミック等、パルス加熱溶接の高温に耐えることができる適切な非導電性、耐熱性材料から形成することができる。好ましくは、溶接部材30は、例えばベークライト等の熱硬化性フェノール樹脂等、熱硬化性プラスチックから形成されるモールドを含む。溶接部材30は、そのような熱硬化性材料の単一の層又は複数の層を含むことができ、好ましくは、図2に示すように、積層又は他の方法で互いに取り付けることができる熱硬化性フェノール樹脂の少なくとも2つの層32、34を含む。溶接部材30は適切な所望の寸法及び構成を有することができるが、好ましくは、溶接されるワークピースを上に受ける構成の十分なサイズである。例えば、典型的なリングバインダー又はフォルダーを溶接するために、溶接部材30は、実質的に平面で全体的に長方形であり、ワークピースと少なくとも同じ大きさ、好ましくはそれより大きい寸法を有することができる。溶接部材30はまた、加熱要素をその中に受けるように構成され、加熱要素を受けるために十分なサイズである。好ましい実施形態では、溶接部材30の厚さは少なくとも6.35ミリメートル(約1/4インチ)とすることができるが、他の実施形態では他の寸法を使用することもできる。] 図2 [0019] 圧力部材40は、好ましくは、その中を通して熱を伝達するのに十分な熱伝導性を有する非腐食性又は耐腐食性金属から形成される。そのような適切な金属の好ましい例は、銅合金、真鍮、青銅、アルミニウム合金、及びステンレス鋼を含む。プラスチックの溶接では、圧力部材40は、プラスチックのワークピースが圧力部材に接着しないように加熱することができる。例えば、圧力部材40を約60℃から140℃に加熱することができる。あるいは、圧力部材40を非粘着材料(例えば、TEFLON(登録商標)等のPTFE)で被覆することができる。] [0020] 圧力部材40は、溶接の構成及び溶接部材30の構成に応じて、所望なように適切に構成することができる。典型的なリングバインダー又はフォルダーの溶接では、圧力部材40は、正方形又は長方形の実質的に平坦な鋼材の基板を含むモールドとすることができる。モールドは、基板の縁部の周りに比較的薄い壁又は突起を含むことができる。] [0021] 好ましい実施形態では、圧力部材40は、互いに離間された第1及び第2の部品42、44を含む。第1及び第2の部品42、44は、好ましくは、熱伝導性を有する材料、好ましくは中を通して熱を伝達するのに十分な熱伝導性を有する非腐食性金属から形成される。好ましくは圧縮可能材料である充填材46が、第1及び第2の部品42、44間に取り込まれた過剰な空気を押し出すように、好ましくは第1及び第2の部品42、44間の空間の少なくとも一部を充填する。充填材46は、好ましくは第1及び第2の部品42、44間の空間全体を充填する。充填材46は、好ましくは、例えば少なくとも約140℃までの熱に耐えることのできる軟質ゴム発泡体等の比較的軟質の発泡体材料である。] [0022] 動作中、溶接される熱可塑性材料に接触する圧力部材40の表面は、熱可塑性材料の溶接部分にエンボス又はパターンを形成するように、所望なようにエンボス加工又はテクスチャ加工されたパターンを含むことができる。また、エンボス加工の効果をやわらげ、熱可塑性材料に、より平滑でより均一なテクスチャを形成するように、薄い耐熱性テープ又はフィルム(例えば、TEFLON(登録商標)等のPTFE)で、エンボス加工又はパターンの少なくとも一部を覆うことができる。] [0023] 圧力部材40は、好ましくは、例えば空気圧で垂直に移動することができるように、溶接機10に設置される。例えば、圧力部材40は、摺動レール又は空気圧シリンダー等の部材50を設置することによって、溶接機10に取り付けることができる。好ましい実施形態では、圧力部材40は、少なくとも約20psi、好ましくは少なくとも約25psi、最大で約60psi、好ましくは最大で約45psiの圧力を、下に置かれた溶接部材30に加えるように構成されている。しかし、圧力部材40によって加えられる圧力は、空気圧シリンダー及び溶接機10の溶接領域のサイズに応じて変えることができることが理解されよう。] [0024] 溶接部材30は、第1及び第2の溶接要素102、104を含む。好ましい実施形態では、第1及び第2の溶接要素102、104はそれぞれ複数の第1及び第2の溶接要素を含む。溶接要素102、104は、好ましくは、1つの端部から別の端部へと電流を伝導する加熱要素である。溶接要素102、104は、電流が通過するとき熱を生成する金属ワイヤ又はコイル等の伝導性材料から形成される。好ましい実施形態では、ニッケル−クロム抵抗ワイヤが使用される。そのようなワイヤは、非常に高温の熱を短時間で伝達し、従って、パルス加熱溶接を含む様々な電気溶接に適している。溶接要素102、104は、好ましくは、留め具等の保持部材で保持されるように構成された端部部分115を含む。各溶接要素102、104はまた、好ましくは、溶接周期中の熱膨張及び収縮中、溶接要素102、104を真っ直ぐに保持するように、各端部部分115付近にばね117等のストレッチャーも含む。第1の溶接要素102は、少なくとも溶接部材30の長さ35にわたるように十分に長い。同様に、第2の溶接要素104は、少なくとも溶接部材30の幅33にわたるように十分に長い。好ましくは、溶接要素102、104は少なくとも溶接部材30の長さ35又は幅33よりそれぞれ2.54センチメートル(約1インチ)長い。溶接要素102、104の厚さは、好ましくは均一であり、適切に選択することができる。一例では、厚さは約0.1mmから0.5mmであるが、他の実施形態では他の寸法を使用することもできる。] [0025] 溶接要素102、104は、溶接される製品の溶接パターンに対応するように配置されている。例えば、第1及び第2の溶接要素102、104はそれぞれ、図7に示すように溶接されたバインダーカバー300を製造するように、図2に示すように互いに平行に接続することができる。この例では、2つの外側の第1の溶接要素102及び第2の溶接要素104が、バインダー300の外縁に沿って延びる垂直及び平行な溶接シーム312、314をそれぞれ形成し、2つの内側の第1の溶接要素102が、間にパネル306を定める内側の垂直な溶接シーム312を形成する。第2の溶接要素104はそれぞれ、その端部で、第1の溶接要素102のそれぞれと交わり、交差し、電気的に接触する。他の実施形態では、所望の溶接パターンを形成するように、異なる構成又は異なる配置の溶接要素を使用することができる。しかし、好ましくは、少なくとも1つの第1の溶接要素102の少なくとも一部が、少なくとも1つの第2の溶接要素104と交差し、又は重なり、かつ電気的に接続される。] 図2 図7 [0026] 溶接要素102、104は所望のパターンで溶接部材30上に設けられる。例えば、溶接要素102、104は、溶接部材30の表面上に所望のパターンで単純に配置し、接着剤(例えば、テープ片)、留め具、又は他の適切な手段で、溶接部材30又は外部保持部材に固定することができる。好ましい実施形態では、溶接部材30の上面及び側面に孔36、38が設けられ、その中に溶接要素102、104の端部部分115を通し、締め具等の外部保持部材122、124に固定する。各溶接要素102、104の端部部分115は、好ましくは、溶接部材30の上面の孔36へと挿入され、側面の孔38を通って引き出され、ねじ及びナット等の留め具120で保持部材122、124に固定される。明確性のために、1つの角にある保持部材122のみを図2に示す。他の実施形態では、他の適切な保持の配置を使用することができる。内側の垂直の溶接要素102に係合する保持部材124はまた、溶接要素102を位置合わせするために、位置合わせジグ等の位置合わせ部材126を含むこともできる。位置合わせ部材126は、位置合わせ部材126と溶接要素102、104との係合/係脱を容易にするように、例えば図2に示すようにヒンジ等で可動とすることができる。] 図2 [0027] 好ましい実施形態では、溶接部材30の溶接要素102、104のすぐ下の部分は、溶接要素102、104が溶接部材30と実質的に同一面をなすように、溶接要素102、104の形状に実質的に対応する溝100を形成するように除去することができる。溶接部材30を電気溶接の高温から保護するように、溶接部材30より高い耐熱性を有する、例えばセラミック等のバリア層を、溶接部材30と溶接要素102、104との間に設けることができる。例えば、セラミック片の形態のバリア層を、溝100内に置くことができる。バリア層は、溝100を形成するように除去される溶接部材材料の一部又は全体を置き換えるように構成することができる。バリア層は、接着剤等の適切な方法で溶接部材30に取り付けることができる。バリア層に加えて又はバリア層の代わりに、熱伝導性金属の要素/片/挿入物の上面に使用されるPTFE又はポリイミドのテープ又はシート(例えば、TEFLON(登録商標)又はKAPTON(登録商標)のテープ又はシート)等の耐熱性、非伝導性材料の層を溶接要素102、104の下に任意で設け、溶接周期中に生成される過剰な熱のための放熱板を形成することができる。しかし、交差する溶接要素間、即ち水平溶接要素104と垂直溶接要素102との間に、電気的絶縁は必要ない。] [0028] 図1、3〜4、及び6〜7を参照すると、溶接要素102、104は、例えば端部部分115で、管路202を介して電源200に接続されている。電源200は、溶接要素102、104を加熱し、溶接部材30上に置かれたワークピースを溶解させるように、溶接要素102、104に電源電流を供給する。電源200は、電気溶接で一般に使用される適切な電源とすることができ、好ましくは、溶接要素102、104が所望の時間でワークピースを溶接するよう所望の温度に達するように選択された電圧の安定電圧電源である。好ましくは、電源200は交流電流(AC)を供給する。交流電流は、一般的な正弦波形又は別の適切な波形を有することができる。適切な電圧を使用することができる。好ましい実施形態では、電源200によって供給される電圧は、約50から500VAC、より好ましくは約100から420VACである。好ましくは、溶接要素102、104は、例えば複数の溶接部材30を使用するとき等、溶接要素102、104を所望なように電源200と接続し切断することができるように、管路202に脱着可能に接続されている。] 図1 [0029] 第1及び第2の溶接要素102、104は、好ましくは共通の電源から、互いに異なる位相で電力供給される。図3に示す実施形態では、電源200は三相AC電源であるが、他の実施形態では、二相AC電源等の他の電源を使用することもできる。当業者であれば、溶接要素102、104のそれぞれに所望の電力信号を供給する異なる電源の使用が可能な回路を設ける方法を理解するであろう。電源200と各溶接要素102、104との間に、変圧器204が接続されている。変圧器204は、溶接要素102、104へと伝導される電流を分離し、溶接要素102、104を通って変圧器から伝導される電圧は浮動状態の電圧となっている。従って、第1及び第2の溶接要素102、104は同電圧で同時に電力供給されるが、互いに位相が異なる。これにより、第1及び第2の溶接要素102、104が電気接触していても、第1及び第2の溶接要素102、104間の短絡の危険性が低減され、第1及び第2の溶接要素102、104を互いに電気的に絶縁する必要がない。] 図3 [0030] 一実施形態では、第1及び第2の溶接要素102、104が実質的に同時にワークピースを溶接するように、第1及び第2の溶接要素102、104のそれぞれを通して電流を交互に導くことによって、第1の溶接要素102及び第2の溶接要素104は電力供給される。電流は、第1の溶接要素102の端部及び第2の溶接要素104の端部に交互に電位差を加えること、及び、第1の溶接要素102を通して電源電流の波形の第1の部分と第2の溶接要素104を通して電源電流の波形の第2の部分を周期的に導くことの一方又は双方によって、交互に導くことができる。電源電流波形の一部分が第1及び第2の溶接要素102、104を通って伝導されるとき、溶接要素102、104を通って伝導される電圧は、伝導された波形部分の電圧に対応する。例えば、電源電流波形の第1及び第2の半分の部分が第1及び第2の溶接要素102、104を通って伝導されるとき、伝導される電圧は、電源電流の電圧の約半分である。] [0031] 図4に示す実施形態では、第1の溶接要素102のそれぞれはその端部で第1の電流方向付け器212に接続されており、第2の溶接要素104のそれぞれはその端部で第2の電流方向付け器214に接続されている。電流方向付け器212、214は、電流をあらかじめ定められた方向に選択的に伝導することができる。電流方向付け器212、214は、その端部間に電位差を交互に加えることによって、第1及び第2の溶接要素102、104を通して電流を交互に導く。任意で、伝達される電流の逆流を防ぐように、別の第1又は第2の電流方向付け器212、214を各溶接要素102、104の他の端部部分に接続することもできる。] [0032] 好ましい実施形態では、電流方向付け器212、214は、電源電流の波形の選択された部分を導くことができるダイオードである。例えば、電源電流が一般的な正弦波形又は別の適切な波形を有する交流電流である場合、第1の電流方向付け器212は第1の溶接要素102を通して波形の第1の部分を伝導することができ、第2の電流方向付け器214は第2の溶接要素104を通して波形の第2の部分を伝導することができ、第1及び第2の溶接要素102、104を通して波形の第1及び第2の部分が周期的に導かれるようになっている。他の実施形態では、電流方向付け器212、214は、第1の溶接要素102を通して電流を導くように波形の例えば正の部分等の第1の部分において回路の第1の部分を通して電流を導き、第2の溶接要素104を通して電流を導くように波形の例えば負の部分等の第2の部分において回路の第2の部分を通して電流を導くように構成することができる。] [0033] 図4及び5A〜5Bに示す実施形態を参照すると、電源200は、図5Aに示す一般的な正弦波形220を有するAC電源電流を供給する。電源電流は、電流線201及び中性線203を通って供給される。第1の電流方向付け器212は、第1の溶接要素102を通して波形220の正の部分222を導くように構成されたダイオードとすることができ、第2の電流方向付け器214は、第2の溶接要素104を通して波形220の負の部分224を導くように構成されたダイオードとすることができる。溶接要素102、104を通って伝達される電流は、電流方向付け器212、214によって導かれた方向に主に流れ、別の方向に流れる又は漏れる電流は、ほとんど又は全くない。従って、第1の溶接要素102は主に正の波形部分222を受け取り、第2の溶接要素104は主に負の波形部分224を受け取り、波形220の正及び負の部分222、224は、第1及び第2の溶接要素102、104を通って周期的に導かれるようになっている。位相が180°シフトされた正弦波形220の異なる部分222、224は、溶接要素102、104に交互に電力供給するように伝導されるので、加熱される溶接要素102、104の周りで短絡を生じない。従って、電気的に接触する溶接要素102、104間に電気絶縁を必要としない。] 図5A [0034] 更に有利なことに、通常は溶接要素の交差部に溶接の突起を生じ、絶縁材料が薄くなることによって溶接が不均一になる、交差する溶接要素間に絶縁材料を使用する従来のプロセスによって形成された溶接と比較して、本願発明によって絶縁なしに形成された溶接は一般により均一及び均等であることを本願発明者らは見出した。また、波形周期の各半周期等の選択された一部分では、全ての電流が各溶接要素102、104を通って流れるので、溶接時間が顕著に増加することはなく、電流方向付け器を使用しない従来のパルス加熱溶接と実質的に変わりはない。例えば、2つの方向の溶接ラインに沿って約100μmのポリプロピレンフィルムを溶接するための溶接時間は、約2秒である。] [0035] 好ましい実施形態では、力率、即ち加熱要素102、104に伝達される電流の電圧の大きさを制御するための力率制御装置230を、電源200と加熱要素102、104との間に接続することができる。例えば、力率制御装置230は、全力率、即ち電流電圧の100%で、又はより低い力率、即ち電流電圧の100%未満で、電流を伝導するように構成することができる。力率制御装置230は、好ましくは、伝達される電流にあらかじめ選択された力率を適用するように構成される。適切な所望の力率を選択することができる。一実施形態では、力率制御装置230は、電流電圧の約5%から90%、好ましくは約10%から80%、より好ましくは約15%から60%を伝導するように構成されているが、他の実施形態では他の割合を使用することもできる。] [0036] 力率制御装置230は、伝導される電流波形部分の一部分を選択的に伝導することができる位相制御装置を含むことができる。位相制御装置230は、好ましくは、伝導される電流波形部分のあらかじめ選択された一部分を伝導するように構成される。適切な所望の一部分を選択することができる。好ましくは、位相制御装置230は、三極管(TRIACとしても知られており、交流電流のための三極管を意味する)又は逆並列構成に互いに結合された2つのシリコン制御整流器(SCR)であるが、電流波形部分の一部分を選択的に伝導することができる他の適切なデバイスを使用することもできる。] [0037] 好ましくは、力率制御装置230は、図3〜4及び6〜7に示すように、電源200と各溶接要素102、104との間に接続されている。力率制御装置230は、図4に示すように電源200と溶接要素102、104との間に直接接続することができ、又は、図3、6、及び7に示すように変圧器204又はオン−オフ切替器208等の他の回路素子を通して、電源200と溶接要素102、104との間に連結することができる。当業者であれば、所望の電流力率を溶接要素102、104に供給する回路の設計方法を理解するであろう。] 図3 図5 図5A 図5B 図5C 図5D 図6 図7 図8 図9 [0038] 図4及び5A〜5Dに示す実施形態では、電源200は、一般的な正弦波形220を有するAC電源電流を供給することができ、電流方向付け器212、214は、上記のように電源電流波形の正及び負の部分222、224をそれぞれ選択的に伝導するように構成することができる。位相制御装置230は、電流方向付け器212、214に伝導される電流の力率/位相を制御するように、電源200と電流方向付け器212、214との間に設けられる。位相制御装置230は、電源電流の電圧が変化しないように、全位相で電源電流を伝導するように構成することができる。あるいは、位相制御装置230は、この波形の一部分226の正及び負の部分228、230が電流方向付け器212、214を通って溶接要素102、104へと伝導されるように、伝導される電流波形の一部分226を選択的に伝導するように構成することができる。] [0039] 有利なことに、力率制御装置230は複雑なシステム設定を必要とせず、電力損失を生じない。従って、力率制御装置230は、所望の電圧を容易に達成し、高い電力効率を達成する。力率制御装置230はまた、一度の点火で電力を点火することによって溶接することができ、溶接は電源200を短時間の間オンにすることによって達成される。例えば従来のポリプロピレンリングバインダーを作製するための、例えばポリプロピレンシートの溶接に対して、2秒未満、より好ましくは1秒未満の間、電源200はオンにされる。] [0040] 好ましくは、力率制御装置230は、電子レギュレータ240に接続されている。電子レギュレータ240は、力率制御装置230を通って伝達される電流のタイミング及び力率を調節するように構成されている。電子レギュレータ240は、力率制御装置230の動作パラメータを制御することによって、溶接時間及び力率を制御する。電子レギュレータ240は、好ましくは、0.05秒のステップ内で、より好ましくは0.01秒のステップ内でタイミングを調節することができるマイクロプロセッサ制御装置である。好ましい実施形態では、電子レギュレータ240は、約0.2から6秒、好ましくは約0.3から4秒、より好ましくは約0.5から2秒のパルスで、パルス間に約0.1秒の休みを入れて、力率制御装置230に電流を供給するように設定されている。] [0041] 他の適切な所望の回路部品及びデバイスは、本願発明によるパルス加熱溶接回路に含まれ得る。例えば、図6に示す回路の実施形態は、更に、電源200と力率制御装置230との間の変圧器204及びオン−オフ切替器206を含む。切替器206は、機械的オン−オフ切替器、例えば、三相の機械的オン−オフ切替器、又は、ノーマルオープンリレー接点等のリレー接点、例えば三相遮断器リレーとすることができる。切替器206は、例えばマイクロプロセッサ若しくは制御装置内に置く等、マイクロプロセッサ若しくは制御装置に動作可能に接続することができ、又は、プロセッサ又は制御装置から出力される電流を受けるように構成することができる。切替器206は、好ましくは、各パルス加熱溶接周期中、電流が力率制御装置230に伝達される前及び後に、オン及びオフされるように制御される。図7に示す回路の実施形態はまた、切替器206も含み、溶接要素102、104への電流の流れを更に制御するために、各力率制御装置230と電流方向付け器212、214との間のオン−オフ機械的接点切替器208も含む。例えば、切替器208は、溶接部材30及び圧力部材40が互いに動作可能に係合されたときオンにし、溶接動作後にオフにすることができる。] 図6 図7 [0042] 本願発明の電気溶接プロセス及びデバイスは、適切な電気溶接プロセスで使用することができる。一実施形態では、電気溶接は、電気エネルギーがパルスで溶接要素102、104へと伝導されるパルス加熱溶接である。本願発明の溶接プロセス及びデバイスはまた、適切なタイプのワークピース材料を溶接するように使用することもできる。1つの適切なタイプの材料は、熱可塑性を含むプラスチックである。一実施形態では、ワークピースは、ポリプロピレンバインダーカバー等の熱可塑性バインダーカバーである。熱可塑性バインダーカバー300の一例及びそれから作製された完成した3リングバインダー350が、図8及び9に示されている。バインダーカバー300は、第1及び第2の側面パネル302、304及びそれらの間の中間パネル306を有する。バインダーカバー材料は、外縁部に沿って溶接され、連続的に延びる垂直及び水平溶接シーム312、314を有する。別の垂直内側溶接シーム312が、水平溶接シーム314を横切って延びている。これらの溶接シームは、バインダーカバー300のパネル302、304、306及びあらかじめ定められた屈折位置を定めている。リングバインダー350を作製するために、スナップリング等のリングバインディング部材320がパネル306に取り付けられている。] 図8 [0043] 本願明細書で使用される「約」という用語は一般に、対応する数及び数の範囲を示すと理解されるべきである。更に、本願明細書の全ての数値範囲は、その範囲内の全ての整数をそれぞれ含むと理解されるべきである。本願明細書では本願発明の例示的な実施形態が開示されているが、当業者であれば多くの修正及び他の実施形態を思い付くことができることが理解されよう。例えば、様々な実施形態の特徴を他の実施形態で使用することができる。従って、添付の特許請求の範囲は、本願発明の趣旨及び範囲内にあるそのような修正及び実施形態を全て含むものであることが理解されよう。]
权利要求:
請求項1 2つのワークピースを電気的に溶接するための方法であって、前記ワークピースを加熱し溶接するために、第1及び第2の溶接要素をそれぞれ、前記ワークピースの第1及び第2の部分に関連付けて配置するステップと、共通の電源から前記第1及び第2の溶接要素に異なる位相で電力供給するステップとを含む方法。 請求項2 前記第1及び第2の溶接要素が実質的に同時に前記ワークピースを溶接するように、前記第1及び第2の溶接要素のそれぞれを通して電流を交互に導くステップを更に含む、請求項1に記載の方法。 請求項3 前記溶接要素は加熱要素を含み、前記ワークピースの前記第1及び第2の部分をパルス溶接するために、前記加熱要素を通して前記電流が導かれる、請求項2に記載の方法。 請求項4 前記加熱要素が金属線又はコイルである、請求項3に記載の方法。 請求項5 前記第1及び第2の溶接要素は電気的に接続され、前記第1の溶接要素の端部間、及び前記第2の溶接要素の端部間に交互に電位差を加えることによって、前記第1及び第2の溶接要素を通して前記電流が交互に導かれる、請求項2に記載の方法。 請求項6 前記ワークピースは熱可塑性材料から形成された、請求項2に記載の方法。 請求項7 前記熱可塑性材料はポリプロピレンである、請求項6に記載の方法。 請求項8 ある波形を有する電源電流を前記電源から供給するステップと、前記第1の溶接要素を通して前記波形の第1の部分を、前記第2の溶接要素を通して前記波形の第2の部分を、周期的に導くステップとを更に含む、請求項2に記載の方法。 請求項9 前記電源電流は交流電流であり、前記第1の溶接要素を通して前記波形の正の部分が導かれ、前記第2の加熱要素を通して前記波形の負の部分が導かれる、請求項8に記載の方法。 請求項10 前記溶接要素とともに電流方向付け器を回路に設けるステップを更に含み、前記電流方向付け器は、前記波形の前記正の部分の間に前記回路の第1の部分を通して前記電流を導いて前記第1の溶接要素を通して前記電流を導くように構成され、前記波形の前記負の部分の間に前記回路の第2の部分を通して前記電流を導いて前記第2の溶接要素を通して前記電流を導くように構成された、請求項9に記載の方法。 請求項11 前記電流方向付け器はダイオードを含み、前記ダイオードは、前記第1及び第2の溶接要素をそれぞれ通して前記の波形の部分のそれぞれを導くように配置された、請求項10に記載の方法。 請求項12 前記電源と前記電流方向付け器との間に接続された力率制御装置によって、前記溶接要素を通って導かれる前記波形の力率を制御するステップを更に含む、請求項10に記載の方法。 請求項13 前記力率制御装置は、前記の波形の部分の一部分を伝導するように構成された位相制御装置を含む、請求項12に記載の方法。 請求項14 前記第1の溶接要素は複数の第1の溶接要素を含み、前記第2の溶接要素は互いに平行に接続された複数の第2の溶接要素を含み、前記電流方向付け器は、前記第1及び第2の溶接要素のそれぞれに関連付けられた電流方向付け器を含み、前記力率制御装置は、前記電源と各電流方向付け器との間に接続された位相制御装置を含む、請求項13に記載の方法。 請求項15 前記位相制御装置は、三極管又は逆並列構成で結合された2つのシリコン制御整流器を含む、請求項13に記載の方法。 請求項16 前記第1の溶接要素は互いに平行に接続された複数の溶接要素を含み、前記第2の溶接要素は互いに平行に接続された複数の第2の溶接要素を含む、請求項2に記載の方法。 請求項17 前記第1及び第2の溶接要素の一方は、前記ワークピースにおける水平線を溶接するように配置され、前記第1及び第2の溶接要素の他方は、前記ワークピースにおける垂直線を溶接するように配置された、請求項16に記載の方法。 請求項18 前記ワークピースは熱可塑性シートであり、前記方法は、フォルダーカバーを提供するように前記ワークピースの前記第1及び第2の部分によって囲まれた前記シート間に複数の挿入物を配置するステップを更に含む、請求項17に記載の方法。 請求項19 バインダーを提供するように前記フォルダーカバーにペーパーバインディング機構を取り付けるステップを更に含む、請求項18に記載の方法。 請求項20 2つのワークピースを溶接するための電気溶接機であって、前記ワークピースを加熱し溶接するための、前記ワークピースの第1及び第2の部分にそれぞれ関連付けられるように構成された第1及び第2の溶接要素と、前記第1及び第2の溶接要素に接続された電源と、前記電源から前記第1及び第2の溶接要素に異なる位相で電流を伝導するように構成された電気回路とを含む電気溶接機。 請求項21 前記第1及び第2の溶接要素が実質的に同時に前記ワークピースを溶接するように、前記第1及び第2の溶接要素のそれぞれを通して電流を交互に導くように構成された電流方向付け器を更に含む、請求項20に記載の溶接機。 請求項22 前記溶接要素は電気的に接続された加熱要素を含み、前記電流方向付け器は、前記ワークピースの前記第1及び第2の部分をパルス溶接するために、前記加熱要素を通して前記電流を交互に導くように構成された、請求項21に記載の溶接機。 請求項23 前記電源はある波形を有する交流電流を前記回路に供給し、前記電流方向付け器はダイオードを含み、前記ダイオードは、前記波形の正の部分の間に前記回路の第1の部分を通して前記電流を導いて前記第1の溶接要素を通して前記電流を導くように構成され、前記波形の負の部分の間に前記回路の第2の部分を通して前記電流を導いて前記第2の溶接要素を通して前記電流を導くように構成された、請求項21に記載の溶接機。 請求項24 前記電源と前記電流方向付け器との間に接続された力率制御装置を更に含み、前記電源はある波形を有する交流電流を前記回路に供給し、前記力率は、前記溶接要素を通って導かれる前記波形の力率を制御するように構成された、請求項21に記載の溶接機。 請求項25 前記力率制御装置は、前記の波形の部分の一部分を伝導するように構成された、三極管又は逆並列構成に結合された2つのシリコン制御整流器を含む、請求項24に記載の溶接機。
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引用文献:
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